Engadgetの記事 によれば、Symbian FoundationがSymbian OSをAtomベースのPCに移植したとのこと。
つまりSymbian OS搭載のNetbookが可能となるというものだ。
Symbian OSは、PSION社のPDA用OSであるEPOCを起源としている。まだPSION社が元気にPDAを開発し販売していたころ、今のNetbookと同様のコンセプト、つまり1kgくらいの重さ、7~8時間くらいの動作時間で持ち運べるノート型デバイス、をEPOCベースで実現していた。そのデバイスも”netBook”という商品名であった。
未だに”netBook”の商標をもっているせいか、Netbookを扱う企業に大してPsion Techlogix社(PSIONグループの生き残り)がイチャモンをつけている。もう製品としてのnetBookを出していないのに、いざこざを起こすのはちょっと悲しい。
さて、もしも現在のNetbookにSymbian OSが搭載されたらどうだろうか?今のSymbian OSはNokiaのs60がベースとなってしまうので、NetbookにはちょっとUIが向かない気がする。EPOC時代のファイルマネージャを基本としたUIであればなじみやすいかもしれない。
とはいえ、OSの選択肢が増える、というのはマニアとしては喜ばしい。最近のPCではOSの選択肢があまりなくて寂しいのだ。
ところで、Engadgetの記事のおかげで知ったのだが、Symbian Foundationのブログがある。なかなか興味深い内容が書かれているので、チェックしてみようと思う。
PSION netBook (写真はgeek.comから)